【Android】TermuxのセットアップとUbuntuをインストールしよう!【②】
はじめまして、霧乃ウィザーです。
以前の記事でAndroidにTermuxをインストールするまで行いました。
今回の記事ではTermuxのセットアップをし、TermuxにUbuntuをインストールし使えるようになるまで書いていきます。
Ubuntuをインストールしてしまえば、エラーで困ったりした場合に対処可能になりますのでより安全にコマンドを叩けるでしょう。
目次
Welcome to Termux!
Termuxを起動しますと以下のメッセージが確認できます。
この画面のことを一括りにターミナルと言います。
ターミナルには $(ドル) 記号で入力待ちを意味します。
別の言い方では『コマンドプロンプト』と言いますので頭の片隅に置いていてください。
ではコマンド(命令)でセットアップに進んでいきましょう。
パッケージを最新に更新
$ apt-get update && apt-get upgrade -y
ターミナルでは『パッケージ』と言う関連の情報群をあらかじめ取得し更新をしなければいけません。
毎回行う必要はありませんが、今回ははじめてターミナルを使うので最新のパッケージ情報を取得しパッケージを更新します。
ストレージにアクセス可能にする
作成したファイルやディレクトリ(フォルダ)などを外部へ保存したい場合や外部のファイルをTermuxで使いたい場合などにおすすめです。
$termux-setup-storage
このコマンドを実行すると以下のメッセージが出ますのでストレージへのアクセスが必要な方は「許可」しておきましょう。
「許可」したあとに、この階層に /storage ディレクトリが作成されます。
$ ls で確認してみましょう。
最低限必要なパッケージをインストールしよう
$ pkg install wget curl git proot yarn vim
ここまで進まれた方は「apt と pkg の違いってなんだろう?」と思ったのではないでしょうか。
ほぼ同じ意味ですのでご安心ください。。
このコマンドを実行すると「Do you want to continue? [Y/n]」と聞かれますので「Y」で大丈夫です。
インストールが完了すると入力待ち状態になりますので、
不要な履歴は $ clear コマンドでクリアしておきましょう。
インストールされたかを確認するためにパッケージのバージョンを確認します。
$ node -v #node.jsがインストールされていればバージョン出力
$ git -v #git のバージョン出力
シェルを切り替える(zsh)
デフォルトのシェルではbashになっていますので、pkg で zsh をインストールしなければいけません。
$ pkg install zsh
インストールが完了したら、zshを起動します。
$ zsh
次回起動時もzshを使いたい場合、zshをデフォルトのシェルに変更します。
$ chsh -s zsh
bashに戻したい場合は
$ bash
$ chsh -s bash
以上でセットアップは終わりです。
次に Termux に Ubuntu をインストールして次回以降もUbuntuを使う設定を行いましょう!
TermuxにUbuntuをインストールしよう
ubuntu-in-termux というプロジェクトのシェルスクリプトを実行することで簡単にUbuntuをTermuxにインストールできます。
URLをコピーします。
ホームディレクトリへ移動
$ cd
スクリプトをクローン
$ git clone https://github.com/MFDGaming/ubuntu-in-termux.git
クローンで作成されたディレクトリに移動
$ cd ubuntu-in-termux
スクリプトに実行権限を付与
$ chmod +x ubuntu.sh
$ ./ubuntu.sh -y && /startubuntu.sh
Ubuntuが起動
$ root@localhost:~#
Ubuntuのバージョンを確認します。
$ cat /etc/os-release
以上でUbuntuのインストールは完了です。
この作業はTermux環境下にUbuntuをインストールし起動している状態です。
ですのでUbuntu環境での状態はTermuxでインストールしたパッケージが使えないためインストールする必要があります。
パッケージを最新に更新します。
$ apt update && apt upgrade -y
必要なパッケージをインストールします。
$ apt install wget git curl vim nano -y
ここまで進められたら再起動します。
シェルを切り替えるzsh でデフォルトのシェルがzshに切り替えていた場合、$(ドル)記号が%(パーセント)記号に変わっていればzshが起動済みです。
Termux起動時にUbuntuを起動させる
ホームディレクトリに.zshrcファイルを作成します。
$ cd
$ touch ~/.zshrc
$ echo 'cd ./ubuntu-in-termux && ./startubuntu.sh' >> ~/.zshrc
再起動するとUbuntuが起動した状態でスタートされます。
Ubuntu環境にもzshをインストールすることをおすすめ致します。
$ apt install zsh -y
以上でTermuxのセットアップとUbuntuのインストールは終わりです。
最後に
今回の記事では、以前デバイスにインストールしたTermuxのセットアップと、TermuxにUbuntuをインストールする手順をご紹介いたしました。
次回は、基本操作を覚えGitでファイルを管理し登録済のGithubにファイルを公開するまで行っていきます。
ご一読下さりありがとうございました~